箏衛門プロフィール生田流箏曲・沢井箏曲院門下生により結成された実力派演奏家グループ。 各個人がソロの演奏家として国内外で活躍しながらも、それぞれの個性・音楽性をグループ内で発揮させ、 箏のアンサンブルにおいて無限の可能性を追求しつつ、ジャンルにとらわれずに好奇心旺盛に新たな挑戦に 果敢に取り組んでいる。躍動感のある力強い演奏、洗練されたリズム感には定評がある。 活動略歴1994年5月グループ結成。 CDに関するお問合せはこちらまで。送料無料でお送りいたします。 Article
「THE WIRE - Adventures in Modern Music」 箏衛門は、日本の13弦の箏を奏でる若手演奏家のグループである。 日本の伝統音楽界の閉ざされた 本質に対して、沢井忠夫のこの作品を通して、箏衛門のより広い世界へのビジョン、 そして現代的な取り組み方を表す。音楽の大家である沢井忠夫の門下生で、 西洋人数人を含むグループである。 (今回の)録音は東京で行われ、 3から7パートの箏合奏曲で構成されている。技術、合奏のレベルが高く、 音色の幅と広がりが絶妙。牧田信宏の「霧の門」(Gate In The Mist)は、 不思議で印象的な効果を出し、ドビュッシーの水中(西洋の)大聖堂を張り合う(日本の)水中寺院。 メンバーのブレット・ラーナー作曲を含む6曲には、力強さと繊細の部分の移り変わりが豊富。 Clive Bell (クライヴ・ベル) 筆
FM fan 2001年 No.8」 桜吹雪によく似合う楽器ということで3枚目に紹介するのがコレ。箏衛門(そうえもん)は、生田流箏曲・沢井箏曲院の門下生によって結成された琴のアンサンブル。 このCDには、いずれも現代の作曲家の手による6曲を収録。ライブ録音された3曲目を除き,筆者が録音、および全曲の編集・マスタリングを担当した。 音の鮮度感や切れ,響きの一体感などを重視した。基本的にリバーブは必要最小限にとどめたが、4曲目の『HONKY-TONK』だけは作曲者の指示により、長くて多めのリバーブを付加。 タイトル通り、ホンキー・トンク風に実にノリの良い曲だが,この曲のOKテイクが録れた直後、余韻が消えるか消えないかという微妙なタイミングで、なんと犬の鳴き声が入ってしまった。 輸入盤ゆえ、入手には多少の困難が伴うかもしれないが,ライブ会場などで手売りしているほか,通販にも応じてもらえそうなので、興味が沸いたらぜひ聴いてみてほしい。 リポート◎小川 ひろし
「musee」 vol.40 2002.11 路上から老人ホームや小学校、美術館そしてコンサートホールまで最近ますます活動の場を広げている野村誠の個展ともいうべき「野村誠&箏衛門コンサート」を水戸芸術館(コンサートホールATM)で聴いた。 コンサートでは、既にCDとして私費出版されているピアノ曲≪インテルメッツォ≫、箏アンサンブル、箏衛門の為に書かれた ≪52×51≫、そして子供やアマチュア奏者達も加わった箏アンサンブルのための新作≪せみ Bongo≫(タイトルは野村自身によって演奏会場ではじめ て告知された)の3作品が演奏され,野村誠の知性を知る上で絶好の機会となった。特に新作の≪せみ Bongo≫は近年彼が続けている集団作曲の試み 「しょうぎ作曲」による作品であると同時に野村の指示によって箏衛門のメンバー達がアマチュアの大人と子供達をナビゲートするような形で進行するもので, クラスターや特殊奏法などという音楽界の専門用語を嗤うかのように、それこそ「子供のように」自由な創造と発音の悦びに溢れた作品であった。(この≪せみ Bongo≫初演の記録はシュタインハント・レーベル(www.steinhand.com)から近くCDリリースされる予定。 野村の音楽は最高度に知的であるがアカデミックではない。
「邦楽の友」 平成十五年二月号箏衛門コンサート箏衛門辞典≫序章 (9月1日・スタジオES)は沢井箏曲院門人によって八年まえに結成された若手箏グループの新企画コンサートシリーズで、全六回を二人一組にてプロデュースする。 その初回≪箏衛門って何モン?≫を菊地奈緒子/梶ヶ野亜生 が担当、井口かおり/磯貝真紀/市川慎/カーティス・パターソン/野口貴子/林千佳/福田優子/安田有希/山野安珠美ら十一名とゲスト齋藤徹の出演で開催した。 新実徳英≪オデュッセイア≫が、全員のアンサンブルで開始される。二十年前に沢井忠夫合奏団の驚異的キャパシティを証する作品の一つとして登場したが,今度の若手による精力的なアンサンブルも、細緻な音色の交感、ポリフォニクな線の交織をダイナミクに描き放った。
「邦楽の友」 平成十五年七月号 箏衛門は平成6年に結成された沢井箏曲院門下生のアンサンブルグループ。 11面の箏で各々個性を出すのは至難の事に思えるが,揃えるのではなく、敢えて違った音を出すごとで曲をより効果的に表現できるのが箏衛門の特色。確かな技術に裏打ちされた『遊び心』が無限の音の広がりを見せる。 今回はメンバーの新作5作を初演、次回は十七弦を中心に、最終章は箏衛門委嘱作品、
と後半も注目のプログラムが並んでいる。
「邦楽ジャーナル」 2002年8月号若手演奏家十一人による「箏衛門」が、今年九月から来年十二月にかけて六回のコンサートシリーズを行う。(「邦楽情報」7頁参照) 箏衛門は沢井箏曲院の若手演奏家により結成された箏アンサンブル。一九九四年に結成され、同年五月の第一回ミニコンサートを皮切りに自主コンサートを企画してきた。 スタジオエスをホームグランドとしながら、原宿ラ・フォーレや三件茶屋のシアタートラムなど新しい場を開拓し、二〇〇一年にはアメリカのレコード会社からデビューアルバム「箏衛門」をリリース。地方巡業も行い,大人数ながら息の長い活動と、若手による斬新な企画が話題を呼んでいるグループだ。デビューコンサートから数えて、十四回目にあたる今回は、会場を全回とおしてスタジオエスに設定。 「こんな大人数のグループは箏衛門くらいでしょうか。でも大人数だからこそ挑戦できることがある」と語る市川慎は結成当初は十八歳で最年少だった。現在は二十六歳でソロ箏奏者としても活躍している。彼と同じくメンバー全員がそれぞれ自分の世界を持ち始めた今、あえて箏衛門でしかできないことに挑戦するというのが今回の試みだ。 「一人の経験は限られているけど、十一人集まれば十一の経験が分かち合える。それだけスケールの大きなものができるとおもうんです」結成当初からののメンバーの一人,福田優子が語るように、メンバー一人ひとりの世界にスポットを当てるために、二人一組になり、今回のプロデュースを手掛ける。 シリーズタイトルは「箏衛門辞典」とし、辞書をめくっていくイメージで,序章から最終章の六つに分け,各回で全く違う雰囲気に仕上げる予定。 絵画や写真からインスピレーションを得て展開していく回あり、物語の朗読と共にコンサートが進行していく回あり、毎回新鮮な切り口で楽しめるような工夫をこらす。 「メンバーが外で吸収してきた養分を集めてアンサンブルとして良いものをつくっていきたい」と語る菊地奈緒子、「この人数でやれることを模索して作っていく」という磯貝真紀、野口貴子に加え,井口かおり、梶ヶ野亜生、カーティス・パターソン、林千佳、安田有希、山野安珠美ら十一人。彼らの新たな挑戦がどんな展開をみせるか注目される。 |
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