箏アンサンブル「箏衛門」のプロフィール

箏衛門プロフィール

生田流箏曲・沢井箏曲院門下生により結成された実力派演奏家グループ。
NHK邦楽技能者育成会卒業者、NHK邦楽オーディション合格者、文化庁新進芸術家インターンシップ研究員、 長谷川検校記念全国邦楽コンクールや賢順記念全国箏曲コンクール最優秀賞受賞者、他各コンクールでの受賞者、 沢井忠夫合奏団団員を含む。
各個人がソロの演奏家として国内外で活躍しながらも、それぞれの個性・音楽性をグループ内で発揮させ、 箏のアンサンブルにおいて無限の可能性を追求しつつ、ジャンルにとらわれずに好奇心旺盛に新たな挑戦に 果敢に取り組んでいる。躍動感のある力強い演奏、洗練されたリズム感には定評がある。

アルバム



2016/7/15 すみだトリフォニーホール小ホール

2014/12/18 MUSUCASA



15周年を迎えた箏衛門 Studio Esにて撮影

少しアーティスティックに。↓画像をクリックすると拡大します↓ 箏衛門15周年箏衛門プロフィールイメージ 箏衛門メンバーイメージ

活動略歴

1994年5月グループ結成。 
    
結成より9年間に14回の定期公演を催す。(ラフォーレミュージアム原宿、三軒茶屋キャロットタワーシアタートラム、宮城県庁ロビーコンサート等宮城県ツアー、麻布デラックス、代々木上原ムジカーザ 等の会場において)

2001年スパークリング・ビートニクレコード(アメリカ)より、CD「SOEMON」発売
箏衛門ファーストアルバム箏衛門ファーストアルバム説明

 CDに関するお問合せはこちらまで。送料無料でお送りいたします。

2002年9月〜2003年12月まで、沢井箏曲院の本拠地であるスタジオエス(目黒区)にてコンサートシリーズを展開。
箏衛門辞典」とタイトルをつけ箏衛門の謎を紐解くイメージで序章から最終章までの全6回のコンサートを開催。

2005年5月、新宿区四谷区民ホールにて、沢井一恵・齋藤徹両氏を迎え「箏衛門10周年記念コンサート」を開催。

2006年3月、長野県岡谷市文化会館カノラホール にて、栗林秀明プロデュース/カノラWeekEndコンサート「サングラスをかけたライオン」に参加。栗林秀明・おおたか静流両氏とのコラボレーションが反響を呼ぶ。



2007年2月、渋谷公園通りクラシックスにてライブ開催。

2007年9月 Studio Esにて全曲、沢井比河流作品によるライブ
「SOEMON ROCKS!!」 開催。
新メンバー3名が加わり、更にパワーアップした箏衛門。本拠地とも言える「Studio Es」で伝統楽器「箏」とロックを融合させる試みを敢行。
箏の可能性を広げ、多くの人に知ってもらう挑戦はまだまだ続く・・・。




他、地方演奏など多数出演

Article

「THE WIRE - Adventures in Modern Music」

 箏衛門は、日本の13弦の箏を奏でる若手演奏家のグループである。
 「URUMA」は、 鮮やかな沖縄風幻想曲で、グランドピアノでバンジョの小曲を演奏して、 その楽器の魅力に敬意を表するように、箏のキラキラする音色をミュートすることで、 琉球蛇味線の模倣となる。トレモロで声が表され、木材の胴を利用した打樂的な様子、 そしてもっと南の国へ、ガムランの音が呼び起こされる。

 日本の伝統音楽界の閉ざされた 本質に対して、沢井忠夫のこの作品を通して、箏衛門のより広い世界へのビジョン、 そして現代的な取り組み方を表す。音楽の大家である沢井忠夫の門下生で、 西洋人数人を含むグループである。 

 (今回の)録音は東京で行われ、 3から7パートの箏合奏曲で構成されている。技術、合奏のレベルが高く、 音色の幅と広がりが絶妙。牧田信宏の「霧の門」(Gate In The Mist)は、 不思議で印象的な効果を出し、ドビュッシーの水中(西洋の)大聖堂を張り合う(日本の)水中寺院。 メンバーのブレット・ラーナー作曲を含む6曲には、力強さと繊細の部分の移り変わりが豊富。
箏衛門が作曲家のハロルド・バッドと出会ったら、どのような音楽が生まれるか、 興味深いことまで考える。

Clive Bell (クライヴ・ベル) 筆


FM fan 2001年 No.8」

 桜吹雪によく似合う楽器ということで3枚目に紹介するのがコレ。箏衛門(そうえもん)は、生田流箏曲・沢井箏曲院の門下生によって結成された琴のアンサンブル。
  古典にとどまることなく、ポップスやロック、オリジナルなど、ジャンルを越えたユニークな演奏活動を展開している。

 このCDには、いずれも現代の作曲家の手による6曲を収録。ライブ録音された3曲目を除き,筆者が録音、および全曲の編集・マスタリングを担当した。
  録音は昨年の6月と7月、同箏曲院のスタジオにて、無指向性B&K4006を使用し24ビットで録音。

 音の鮮度感や切れ,響きの一体感などを重視した。基本的にリバーブは必要最小限にとどめたが、4曲目の『HONKY-TONK』だけは作曲者の指示により、長くて多めのリバーブを付加。 タイトル通り、ホンキー・トンク風に実にノリの良い曲だが,この曲のOKテイクが録れた直後、余韻が消えるか消えないかという微妙なタイミングで、なんと犬の鳴き声が入ってしまった。
  これも何かの縁,もしかすると「神の声」かも?ということで、この犬も特別参加。遊び心を理解してくれた作曲家とメンバーに感謝しつつ,思い出に残るCD収録となった次第。

輸入盤ゆえ、入手には多少の困難が伴うかもしれないが,ライブ会場などで手売りしているほか,通販にも応じてもらえそうなので、興味が沸いたらぜひ聴いてみてほしい。 リポート◎小川 ひろし


「musee」 vol.40 2002.11

 路上から老人ホームや小学校、美術館そしてコンサートホールまで最近ますます活動の場を広げている野村誠の個展ともいうべき「野村誠&箏衛門コンサート」を水戸芸術館(コンサートホールATM)で聴いた。
 オランダを本拠地に活躍するピアニスト向井山朋子のCD『AMSTERDAM × TOKYO』に収録された≪卵を持って家出する≫の衝撃以来彼は、現代音楽の可能性に一縷の望みを与えてくれる存在としてぼくにとっていつも気になっ ている作曲家である。

コンサートでは、既にCDとして私費出版されているピアノ曲≪インテルメッツォ≫、箏アンサンブル、箏衛門の為に書かれた ≪52×51≫、そして子供やアマチュア奏者達も加わった箏アンサンブルのための新作≪せみ Bongo≫(タイトルは野村自身によって演奏会場ではじめ て告知された)の3作品が演奏され,野村誠の知性を知る上で絶好の機会となった。特に新作の≪せみ Bongo≫は近年彼が続けている集団作曲の試み 「しょうぎ作曲」による作品であると同時に野村の指示によって箏衛門のメンバー達がアマチュアの大人と子供達をナビゲートするような形で進行するもので, クラスターや特殊奏法などという音楽界の専門用語を嗤うかのように、それこそ「子供のように」自由な創造と発音の悦びに溢れた作品であった。(この≪せみ  Bongo≫初演の記録はシュタインハント・レーベル(www.steinhand.com)から近くCDリリースされる予定。

 野村の音楽は最高度に知的であるがアカデミックではない。
そして音楽だけが持つ悦びに溢れているのにそれは愚鈍ではない。そう。一体、現代の創作において、愚鈍にならずに音楽本来の悦びを取り戻すという、このような離れ業をやってのけた作曲家が一体どこにいたというのだろう?
 音楽の様々なジャンルにおける決まり事。それぞれのスタイルを常に創出し極めようとするのも音楽家の役割だろう。しかし現代音楽はそれらの上位にあろうとするからこそ存在できるのである。
 現代音楽が他のジャンルの音楽と同様「現代音楽のスタイル」を踏襲し始める時,現代音楽は自殺することになる。いや、そうでなければ延命を繰り返しているうちに現代音楽そのものとはとうの昔にミイラ化していたのかもしれない。
 海外の誰それではなく、野村誠は日本にいながらこれらの状況に彼だけの方法で飄々と(!)新しい道を提示し続けていたのだ。最近クセナキスのコンチェル トがCD化された京都大学時代の友人だったというピアニスト(チェンバロ奏者?オルガニスト?)の大井浩明と共に、
何かが、今までとはまったく違ったルートを通って、この国から生まれ初めていると感じさせるコンサートだった。この機会を逸した人も、箏衛門メンバー2人による野村の委嘱作品の初演が3月に行われる。ぜひ注目して欲しい。 三輪 真弘(作曲家)


「邦楽の友」 平成十五年二月号

箏衛門コンサート箏衛門辞典≫序章

 (9月1日・スタジオES)は沢井箏曲院門人によって八年まえに結成された若手箏グループの新企画コンサートシリーズで、全六回を二人一組にてプロデュースする。

その初回≪箏衛門って何モン?≫を菊地奈緒子/梶ヶ野亜生 が担当、井口かおり/磯貝真紀/市川慎/カーティス・パターソン/野口貴子/林千佳/福田優子/安田有希/山野安珠美ら十一名とゲスト齋藤徹の出演で開催した。

 新実徳英≪オデュッセイア≫が、全員のアンサンブルで開始される。二十年前に沢井忠夫合奏団の驚異的キャパシティを証する作品の一つとして登場したが,今度の若手による精力的なアンサンブルも、細緻な音色の交感、ポリフォニクな線の交織をダイナミクに描き放った。
  野村誠≪つん、こいつめ≫は、三年ほどまえの作品で、ますます音色の放逸なテクスチュアを体験させる。箏4面と十七弦をダブルの十人で演奏するが、簡単なルールによってゲームを拍手と掛声で始め、ブロック毎の変奏を重ね繋いでいく。ときに打楽器や玩具楽器も使って,パフォーミングが高潮する。
  齋藤徹≪ストーン・アウト≫は、さらに八年まえの〈コト・ヴォルテックス〉で初演後、いく度か再演されて来たが、コントラバス奏者を中心にそのノーテンションで、箏三面ずつ2パートと十七弦五面の合奏が、セッションで包囲する形。
  コントラバスは大きなピックで弾奏したり、撥で打ったりするが、他の打楽器併用も加えて,頗るパーカッショニズムに横溢した四十数分。ほとんど従来の箏のイディオムや音色と無縁の空間に思われながら、しかし箏の群音のほかの何ものにも替え難いアコスティクで沸騰させた。 上野 晃 著


「邦楽の友」 平成十五年七月号

 箏衛門は平成6年に結成された沢井箏曲院門下生のアンサンブルグループ。
ホームグラウンドである目黒のスタジオESにて、昨年9月から始まったシリーズコンサートの4回目。二人一組で企画を担当し、それぞれの経験から成る世界感を生かした意欲的な取り組みがなされており、洋楽器・コンピューターミュージック・朗読など、一見箏とは無縁の音世界との融合が新鮮な驚きをもたらしている。

 11面の箏で各々個性を出すのは至難の事に思えるが,揃えるのではなく、敢えて違った音を出すごとで曲をより効果的に表現できるのが箏衛門の特色。確かな技術に裏打ちされた『遊び心』が無限の音の広がりを見せる。

 今回はメンバーの新作5作を初演、次回は十七弦を中心に、最終章は箏衛門委嘱作品、 と後半も注目のプログラムが並んでいる。
  割引料金の3回通し券もあるので、箏の演奏に触れた事がない方にも足を運んで頂きたい。


「邦楽ジャーナル」 2002年8月号

若手演奏家十一人による「箏衛門」が、今年九月から来年十二月にかけて六回のコンサートシリーズを行う。(「邦楽情報」7頁参照) 箏衛門は沢井箏曲院の若手演奏家により結成された箏アンサンブル。一九九四年に結成され、同年五月の第一回ミニコンサートを皮切りに自主コンサートを企画してきた。 スタジオエスをホームグランドとしながら、原宿ラ・フォーレや三件茶屋のシアタートラムなど新しい場を開拓し、二〇〇一年にはアメリカのレコード会社からデビューアルバム「箏衛門」をリリース。地方巡業も行い,大人数ながら息の長い活動と、若手による斬新な企画が話題を呼んでいるグループだ。デビューコンサートから数えて、十四回目にあたる今回は、会場を全回とおしてスタジオエスに設定。  「こんな大人数のグループは箏衛門くらいでしょうか。でも大人数だからこそ挑戦できることがある」と語る市川慎は結成当初は十八歳で最年少だった。現在は二十六歳でソロ箏奏者としても活躍している。彼と同じくメンバー全員がそれぞれ自分の世界を持ち始めた今、あえて箏衛門でしかできないことに挑戦するというのが今回の試みだ。  「一人の経験は限られているけど、十一人集まれば十一の経験が分かち合える。それだけスケールの大きなものができるとおもうんです」結成当初からののメンバーの一人,福田優子が語るように、メンバー一人ひとりの世界にスポットを当てるために、二人一組になり、今回のプロデュースを手掛ける。  シリーズタイトルは「箏衛門辞典」とし、辞書をめくっていくイメージで,序章から最終章の六つに分け,各回で全く違う雰囲気に仕上げる予定。  絵画や写真からインスピレーションを得て展開していく回あり、物語の朗読と共にコンサートが進行していく回あり、毎回新鮮な切り口で楽しめるような工夫をこらす。 「メンバーが外で吸収してきた養分を集めてアンサンブルとして良いものをつくっていきたい」と語る菊地奈緒子、「この人数でやれることを模索して作っていく」という磯貝真紀、野口貴子に加え,井口かおり、梶ヶ野亜生、カーティス・パターソン、林千佳、安田有希、山野安珠美ら十一人。彼らの新たな挑戦がどんな展開をみせるか注目される。

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沢井箏曲院創立30周年「箏の祭典」